飛騨で育ち、飛騨で生まれた飛騨牛皮を厳選し使用した、最高級素材の革製品を製造・販売しています。
自然豊かな飛騨の地で、徹底した管理で育った黒毛和牛の良質の皮を、環境に優しい製法で鞣(なめ)し、地産地消を重視して製品化しました。
飛騨牛革製品は、使い込むことにより独特の光沢と風合いで、最高のパフォーマンスを生み出します。

飛騨牛皮が製品になるまで

HIDA Calf では、関連会社により飛騨牛食品加工工場から直接『原皮』を仕入れる為、ブランド品質に間違いのない飛騨牛皮の安定供給が得られています。

原皮(げんぴ)とは加工をしていない皮、なめしていない皮のこと。食肉を生産する際の副産物です。

さらに、HIDA Calf では、原皮を個体識別番号で管理してある皮もあり、どの畜産家により育てられた飛騨牛の皮であるのか、判別可能な状態で工程が進みます。

HIDA Calf から、原皮を皮革鞣製工場へ

皮革鞣製工場へ搬入された原皮は、フレッシング → 鞣(なめ)し → 染色 → 乾燥 → 検品 等様々な工程を経て、最高級の飛騨牛革へと仕上がります。
鞣(なめ)しには、「タンニン鞣(なめ)し」と「クロム鞣(なめ)し」と言う大きく分けて2つの方法があります。
それぞれに特徴があり、製品を作る際には、目的の革製品により使い分けを行います。
皮革鞣製工場
当店のランドセル用の革は、環境にやさしい製法で、クロム鞣(なめ)しです。
防カビ対策としてフッ素加工、撥水、雨水をはじく防水加工、トータル的にランドセルに最適な製法で仕上げています。

タンニン鞣(なめ)し30以上の工程を経て完成する製法で、手間と時間がかかります。
「使うたびに飴色のレザーになっていく」と表現されるように、革本来の自然な風合いや経年変化を楽しむことができます。丈夫でハリ、コシのある固めの革が特徴です。
◇財布・ベルト・小物類
クロム鞣(なめ)しウェットブルーとも呼ばれ、比較的短い期間で完成する製法です。
革の切り口が青白色く表面に光沢感があり、ソフトな風合いで染色時の発色性がよく、水や熱にも強いという特徴があります。
◇プレミアムランドセル・バック

革へのこだわり

色味が深まって行くエイジングを楽しみたいなら「タンニン鞣(なめ)し」
しなやかさや丈夫で軽い革を重視するなら「クロム鞣(なめ)し」

を選択するとよりいっそう革を楽しめます。
また、最近はコンビ鞣(なめ)しというタンニン鞣(なめ)し、クロム鞣(なめ)しの両方の鞣しで仕上げる製法もあります。

皮革鞣製工場から、仕上がった飛騨牛革をHIDA Calfへ

最高級の革となり、店舗へ戻されます。
元の皮には、予め点字記号が記されています。点字記号と店舗に保管してある飛騨牛個体識別番号を照合し、間違いのない品質管理が行われています。
こうして大切に仕上げられた最高級の飛騨牛革を使い、お客様のご希望に合わせた製品を、職人が手作りで仕上げて行きます。